北船場くらぶ
   
   
 
商売の町といわれる大阪の中でも伝統をつないできた船場や道修町のお店で、大変大事にされてきた言葉が「おこしやす」です。「ごめんやす」とお店に入ってこられたお客さんに対して必ず「おこしやす」で迎えるわけです。意味は「いらっしゃいませ」ですけどたいへん丁寧な表現ですね。言外には、おこしになるのをお待ち申し上げておりましたといった気持ちもこめているんです。なんでこのことばが大事なんかといいますと、商売はお客様第一というようないわば「商いの心」がこもっているからなんです。
 
 
【清水路子さんについて】
大阪生まれの大阪育ち。北船場の道修町で飲食店を営み40年以上くらされてます。
幼い頃からおばあさんが話すやわらかい「なにわことば」を聞いて育ち、道修町でくらす中で「船場ことば」の魅力に惹かれたそうです。
船場には現代の大阪弁の持つイメージとは全く異なるやわらかくあたたかいことばや昔から受け継がれてきた伝統があります。清水さんはこのやわらかい「なにわことば」や「船場ことば」を残し、伝えていきたいと活動されています。
そんな清水さんが代表を務める「伝統を守る なにわの会」の会員は約50人。北船場の道修町にある飲食店「門」を拠点とし、船場ことばの研究などをなさっています。
また、ラジオにも出演され、船場ことばについてお話されており、リスナーの方からお手紙が届いたり、多くの反響があるそうです。出演されている番組はNHK第一ラジオ深夜便 こころの時代 『なにわ言葉は なにわの暮らし』です。みなさんも船場ことばにつつまれてみませんか。
 
   
 
 
船場ことば